Inforパートナーコンサルタントへのインタビューシリーズ:日本ソフトウエア株式会社

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September 5, 2022担当 Hiromi Kakizaki


話し手:日本ソフトウエア株式会社 取締役 田川大貴 さん(T)
聞き手:インフォアジャパン株式会社 シニアチャネルアカウントマネージャー 蠣崎宏美(K)

Kこのインタビュー企画では、Infor製品の導入に従事されているパートナー様のコンサルタントをもっと身近に感じていただくために、成功事例やプロジェクトで大切にしていることなどを伺っていきたいと思います。日本ソフトウエア様(以下、NSK様)は、1996年からCloudsuite Industrial (SyteLine)のパートナーとして活動いただいています。田川さんのご経験を教えていただけますか?

T:1992年にNSKに入社してから、一貫して製造業向けのシステム構築に関わっています。会社としては1996年にSyteLineを所有していた当時のベンダーが日本に参入したときからのパートナーですが、私自身は2005年にオフコンやオープン系のスクラッチシステム開発から個別のJAVAパッケージや業界特化パッケージなどを経てSyteLine事業のほうに異動しました。2012年頃からInfor JapanもSyteLineの営業活動を強化したので、NSKのSyteLineビジネスも相当加速しました。

現在、NSKはグリーンシステム株式会社のグループ企業になり、プライム導入案件対応を拡大させています。その前身の時代は他のパートナー様とも協業させていただいて、プリセールス段階での業務とERP機能への落とし込みや、受注後のコンサルティングを行ってきて、様々なお客様へのSyteLine導入に関わりました。その結果。NSKとしてのSyteLine案件の関与実績は、40社以上になります。

K:田川さんは社会人1年目からNSKとのことですので、製造業での業務経験がない中、生産管理業務はどのようにして学んだのでしょうか?

T:実際の仕事を通じて、製造業の業務を勉強しました。入社直後に担当したお客様のカウンターパートが大手鉄鋼業の工場長だったので、話についていくために必死で勉強しました。自分にとっての初めてのSyteLineプロジェクトはV2からV8へのマイグレーション案件だったのですが、お客様はすでにSyteLineの機能には詳しい一方で自分は取り組み始めたばかりでしたので、自分の空き時間も全てSyteLineの勉強に費やしました。そうこうしているうちに、個人的には延べ100社以上のお客様と関わらせていただいて、ナレッジが蓄積されていった感じです。

K:お客様から田川さんへの信頼が非常に大きい理由がわかってきました。営業活動も精力的に実施されてこられましたよね。

T:最初から営業がうまくいったわけではないのですが、案件数をとにかくこなす中で、お客様がERPを選ぶ時の心理や、RFPに対してどういう提案をすればいいのか分かるようになりました。例えばホワイトボードを使ってお客様要件やフローなどをどんどん書き出して相互理解を深めていくと、営業段階から信頼関係を作れることができます。受注したら後は本稼働に向けて動いていくわけですが、皆さんも感じていると思いますが、ベンダー任せではなくお客様が主体的に動いてくださるプロジェクトの成功確度は高いです。ただ、こちらからいくら仕向けても、お客様の主体性はなかなか変えられるものではありませんが。

K:その中でも印象に残ったプロジェクトはどんなものでしょうか?

T:大手住宅メーカーの子会社で、生産を行っているメーカーとのプロジェクトではお客様とベンダー間に一体感がありました。お客様の親会社、お客様自身、プライムパートナーとNSKの4社が関わったプロジェクトで一見難しそうに思えますが、プロジェクトの目的が常に共有できていました。本稼働後の拠点展開や追加開発を、お客様主体でできるようになりました。これはナレッジトランスファーがうまくいった結果なので、とてもやりがいを感じたプロジェクトでした。その他、2020年のコロナ禍で海外含む拠点の稼働を達成できたようなプロジェクトも思い出深いです。

K:田川さんがいつも大事にしていることは何でしょうか?

T:なんといっても、お客様と製品のことを知り尽くして好きになるということです。この気持ちがあれば必ずお客様に響くと信じています!

K:では、製品であるCloudsuite Industrial (SyteLine)の良いところはどこですか?

T:SyteLine はもう18年くらい関わっていますが、他のERPよりも導入が非常に早いところが良い点です。そして、パートナーもエンドユーザーもすぐに動かせて操作することができるのものいいですね。それなりのデモデータが最初から入っていますのですぐに価値を十実感できますし、営業活動でもInforから提供されたデモデータが使えます。他社のパッケージだとデータ投入やパラメータ設定を1から実施しないといけないものもあると思います。
また、何といっても製造業に強い。繰り返し生産、受注生産、個別受注生産など様々な生産方式に対応できますし、販売・製造のロジスティクス活動で仕訳が自動で発生する点も私が考えるあるべきERPの姿を備えていると思います。コンパクトなERPではありますが、all-in-oneで揃っているのがいいですよね。常に成長し続けているパッケージという点も重要と考えます。

K:ありがとうございます。それでは最後にNSK様の今後の展開を教えてください。

T:500名以上の社員数がいるグリーンシステムグループの一員になったことで、より大きな活動ができるようになりました。マニラにも開発拠点があるので、引き続き製造業での長年の経験を生かしつつ、今後はプライムでの海外導入案件に果敢にチャレンジしていきたいです。すでに47都道府県ほぼ制覇したので、個人的にも世界を股にかけてCloudsuite Industrial (SyteLine)の導入をしたいですね!

K:これからもどうぞよろしくお願いします!

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