今回は、ITコストの拡大に焦点を当てています。オンプレミス・アプリケーションの継続的な保守・管理に関連する典型的なコストと労力に焦点を当てます。また、ビジネス継続性でのコストについても述べます。
DXを推進するために新しいソリューションを導入し、企業のエコシステムに統合しなければならないという多大なプレッシャーに加えて、多くの既存のオンプレミスの実装では、独自の要件に対応するための修正が施されています。そうです、有名な2025年の崖問題です。
これらの修正は、定期的なアップグレードや更新に加えて、スケジュールと管理を行う必要があります。IDGは、2020年のCIOの優先事項のトップ2は、追加のセキュリティとアナリティクスへの投資であるとレポートしています。サイバー攻撃が深刻になる、そして、データが企業のリソースとして価値が上がる今、これは当然の結果だと思います。そしてこのことは、企業のIT予算が急速に増えないなか、コストと人的なリソースにおいて、新規ソリューションと既存システムの維持のバランスをとる苦労を表しています。
クラウド・ソリューションの運用コストとオンプレミス・ソリューションのコストを比較すると、クラウド・ソリューションに関連した総所有コスト(TCO)の方がはるかに強い議論があります。これまでこのオプションの採用を先延ばしにしていた企業は、今が移行の適切な時期であるかどうか、クラウド移行をもう一度検討してみてはいかがでしょうか。多く事例が世の中にあふれ、クラウドはオプションではなく、クラウドファーストの時代が到来しています。
インフォアのお客様の一社である企業では、クラウドへの移行において、25の異なるITアプリケーションを統合し、時間のかかる高価なメンテナンスやアップデートを削減し、最終的に年間約一億円のコスト削減を実現しました。
Constellation Researchによると、クラウドベースのソフトウェアが顧客に大きなメリットをもたらす方法の1つは、規模に応じた迅速なイノベーションが可能になることだといいます。オンプレミスからクラウドへの移行には、直接的なコスト削減はもちろんですが、拡張機能が自動的に提供されるため、最先端のプラクティスを取り入れ継続的に機能アップできるメリットがあります。
また、ビジネス継続性において、クラウド・ソリューションは、メリットがあります。
正しいことをしていても、予期せぬことが起こることがあります。自然災害が発生したり、機器の故障やヒューマンエラーが発生したりします。リスクを軽減するための対策を講じていたにもかかわらず、災害が発生した場合、復旧に向けて競走し、オンラインに戻るためのアクションが正しく行われているかどうかを確認することは、みなさんとみなさんのチームの責任であり、時間は決してあなたの味方にはなりません。損失は迅速に広がり、最終的には広範囲に及び、収益や生産性だけでなく、長期的なブランド価値にも影響を与えます。
オンプレミスの企業インフラからクラウドに移行することで、ビジネスに壊滅的な影響を与える可能性のあるビジネス継続性の問題を回避すると同時に、IT部門の人材を運用からより戦略的な分野に最適化することができます。
ある流通業界のインフォアの顧客は、深刻なシナリオに直面していることに気付きました。その顧客は、30 年以上にわたってレガシーなオンプレミスのソリューションに依存していました。何十年にもわたって信頼されていましたが、システムが故障した日には、そのソリューションに精通した技術者はもはやおらず、復旧するための実行可能な方法もありませんでした。企業所有者は、いざというときに唯一の論理的なステップはクラウドへの移行であると判断しました。数年前にクラウドへの移行を開始するのが理想的でしたが、今では安心感以上の恩恵を受けています。
また、COVID-19が解決されない中、どこからでもアクセスできるクラウド・ソリューションは、リモートワークにおいても強力なソリューションになります。
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