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インダストリー4.0の変革を始める上で最適化すべき4つの分野

10月 3, 2021 By インフォアジャパン、マーケティングディレクター 北川 裕康


第4次産業革命、インダストリー4.0の意味とは」 と「インダストリー4.0が注目される背景と浸透するための課題」を、書きましたが、今回はその最終回です。インダストリー4.0の変革を始める上で最適化すべき製造業の4つの主要分野を説明します。それは、次のようにプロセス、ワークフォース、資産管理、そして、顧客体験です。

  1. プロセス:プロセスを最適化してリスクを回避、 効率性を改善、反復的なタスクを自動化
  2. ワークフォース:従業員の連携、関与、成長、生産性の向上のための変革
  3. 資産管理:設備資産の予防・予知保全で安全に操業、ダウンタイムを回避して、ROIの向上 
  4. 顧客体験:顧客と関わり、フィードバックを活用、顧客満足度に直接効果のある変革

それぞれの分野が、テクノロジーを活用することで、どのようにインダストリー4.0の変革からの恩恵を受けるかの説明をします。

1. プロセス

プロセス改善において、可視化は鍵

まずは、プロセスです。インダストリー4.0のイノベーションを活用すれば、製造プロセスに支障をきたすような非効率性の問題を解決することができます。プロセス改善において、可視化は鍵です。AIや洗練されたビジネスソフトウェアシステムは、パフォーマンスや品質の問題、潜在的なボトルネックなどの重大な非効率性の根本原因を特定すると同時に、新たな改善余地を発見することができます。こうした予測分析は、これまで以上に使いやすくなっており、反復的な作業を自動化し、起こりうる障害を特定することで、生産サイクルを最適化し、煩雑なオペレーション領域を解消することができます。また、Enterprise Performance Management(EPM)ERPシステムを活用すれば、自社のプロセスを可視化し、透明性を高め、より多くの情報に基づいた意思決定が可能になり、財務計画、補充計画、ライフサイクル計画などのビジネスの重要な要素を最適化することができます。また、プロセスによって、特定の人に頼らないモデルを作れます。

2. ワークフォース

すべてのビジネスや業務において、人材こそもっと重要な資産

次は、ワークフォースです。インダストリー4.0にかかわらず、すべてのビジネスや業務において、人材こそもっと重要な資産です。スマートテクノロジーを導入すれば、メーカーの従業員の生産性は63%向上し、品質全体は21%向上するとみられています。人間の能力を高度なテクノロジーで補うことで、スキルギャップを埋めることができます。共存です。例えば、インテリジェントな機械が作業員の生産性を向上させ、組織共通のツールを使ってどこにいても効果的にコミュニケーションできるような環境です。コラボレーティブ・ロボット工学(コボット)を採用すれば、人間の遊休時間を最大85%減らすことができます。また、ワークフォース全体をモダナイズ(近代化)することによって、従業員はスマートダッシュボードや技術連携ツールを使って正確なデータ管理や機械学習にアクセスできるようになり、製造部門間の連携が促進され、従業員のストレスを軽減して満足度を向上させることができます。

3. 資産管理

工場の生産性を改善してダウンタイムを減らし、機械の寿命を延ばすことにフォーカス

そして、資産管理です。企業設備資産管理(EAM)システムを使って、設備資産の最適化に優先的に取り組むのであれば、メーカーは、工場の生産性を改善してダウンタイムを減らし、機械の寿命を延ばすことに全力を傾けることになります。インダストリー4.0は、最悪の事態に備えて予防することがほぼ確実な世界を実現します。次の2つのポイントがあります。

●予測型の保全管理:低コストのセンサーを使えば、機器のパフォーマンス低下、ダウンタイムやメンテナンスの兆候を監視することができます。こうしたセンサーは、温度や振動から回転まで、あらゆるものを測定できます。IoT戦略の一環としてEAMに集約されたデータを活用すれば、製造に支障をきたす問題が起こる前に、機械の劣化やダウンタイムのリスクを検知することができます

持続可能性:処方的なアプローチで設備資産を管理・保全すれば、機械が壊れる前に故障する傾向を検知し、エネルギー消費を監視して、エネルギー効率と財政的な持続可能性の両方の観点から製造工場の全体的な持続可能性を高めることができます

4. 顧客体験

すべての取引にわたって顧客体験をカスタマイズできるようしてエンゲージメントを高める

そして、最後に、しかも重要な、顧客体験です。インダストリー4.0の肝は接続性です。つまり、機械、テクノロジー、人、プロセス、顧客がつながって融合することです。インダストリー4.0における顧客との新しい関わり方は、すべての取引にわたって顧客体験をカスタマイズできるようしてエンゲージメントを高めることです。

インダストリー4.0の世界では、顧客のフィードバックはある意味通貨であり、顧客体験に投資することは製造業の未来への投資になります。

シェアードエコノミーの拡大により、ものを所有しないことが普通になってきました。これにより、永続所有ではなく、使用期間にお金を支払いサブスクリプション型ビジネスモデルの対応が急務です。これには、販売から保守、回収までのカバーする必要があり、サービス部門の連携が重要です。統合されたモダンなERPは、サービスに特化した機能を提供し、異なるシステムに何度もデータを入力する必要がありませんし、ビジネスモデルを組み込みことができます。共通のデータを使用することで、誰もが同じリアルタイムデータから作業を行うことが可能です。

また、顧客はかつてないほどに販売・購買プロセスに関わることを望んでいます。CPQ(コンフィグレーション・価格設定・見積作成)などのソリューションは、顧客の購買プロセスを支援する高度な検索機能、製品の柔軟性、納期と価格の迅速な見積り機能を提供し、顧客とのエンゲージメントを高めることができます。

詳細は、ベストプラクティスガイド「スマートマニュファクチャリングによる効率化とスピード化の4本柱」をご覧ください。


関連資料

ベストプラクティスガイド「スマートマニュファクチャリングによる効率化とスピード化の4本柱」
ベストプラクティスガイド「スマートマニュファクチャリングによる効率化とスピード化の4本柱」

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